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栄光武道具 オリジナル「武州伊織」の使用感  

こんにちは!
本日は武州伊織のご紹介です。

まずは二年前に発売した時のブログをご覧くださいm(_ _)m
なかなか特徴的な防具なのでよく「使っていくとどうなりますか?」
と聞かれるので自分が二年間使っている伊織をアップします!
まずは全体写真から↓写真をクリックすると大きい写真が表示されます。
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使用期間2年強で他の防具と使い分けているのでだいたい週一回ぐらいの使用です。
クリーニングは2回やりまして、それぞれクリーニング時にリフォームで色を塗っています。
前回塗ったのは先月です。胴台の色は2年前より少し明るくなりました。
垂はさすがに自立しないので台にかけて写真撮りました。
使いやすいですし、好きな風合いになっているのでかなり気にいってます!!
次に単品の写真です。
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型崩れなく頭を覆っている部分の布団は柔らかいので長時間着けていても痛くなりません。
いつも手刺の良さを実感しています。
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後ろからだとこんな感じです。布団も揉んで柔らかくしたので自然なカーブがでているかと…
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アゴもヘリも紺反ですが特に切れたりもしていません。自然に色が落ちるのは紺鹿革と同じです。
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裏は色を塗っていないので使用感はありますが、武州の色がいいアジを出しています。
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こんな箇所のアップすみませんm(_ _)m
でも面金の内側と内輪も練習後には必ず拭くので面金はかなり綺麗な状態をキープしています。
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胸の色もアゴと同じように色落ちはしています。ただし色は2回塗りました。
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胴の傷はあまり目立たないです。ただ真ん中あたりに削れたような小傷がありますね。
このへんは自分は気にしません。
今回の伊織はこの時よりも漆をちょっと濃く、厚く塗ってもらいました。
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胸のヘリは汗の塩がつく事があります。クロザンと違って汗をはじかないのでしょうがないですね。
でも袴と同じなので練習後か気になった時にぬれタオルで拭けば問題ナシです!
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乳革もヘリも今のところ強度に問題はありません。
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甲手は数組で使い分けているので正直面・胴・垂に比べると使用頻度は少ないです。
ヘリが色落ちしているのが分かると思うのでそれなりに使っていますがまだ修理していません。
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これは伊織に限らない事ですが甲手の内側も練習後に汗を拭き取れば汚れはたまりません。
手刺は凹凸があるので自分で洗う時には布団の内側はブラシを使って洗っています。
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垂は腹帯はグニャグニャに近いです。
ここは好みも多少ありますかね。多少硬い方が好きという方もいますが自分は叩いたり、揉んだりして
かなり柔らかくしました。大垂は芯がしっかりしているので面垂同様自然にひろがります。
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ここに一か所ほつれがありました(>_<)2年使っているのでここぐらいは許容範囲ですかね?
あとで自分で直します。
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垂も裏はちょっと使用感ありますね。でもこの手刺の立体感が好きです(^u^)
使用している感想をまとめるとやっぱりヘリが紺反だったりするのでシャープな感じは大好きですね。
おそらく強度は鹿革の方があると思いますが、私のような週に2.3回の町道場の稽古ならその
強度すら違いを感じないかもしれません。
かわりと言ってはなんですが、その分紺反なので革と違って腐ったりはしません。
ただ初めての試みの防具だったのでかなり大切には使っています。
どうでしょう?なかなか使用後の防具をこうやってクローズアップすることは
今まであまりやっていませんでしたが、使う事を考えると気になる所ですよね?

伊織もセールの目玉なのでどうぞご検討ください!!希少材料なので限りありです(*^_^*)