THE 手刺!!
こんにちは。
中学・高校生のみなさんは昨日・今日・明日ぐらいが卒業式でしょうか?
卒業おめでとうございます!!
今日は手刺の布団を御紹介。
最近はミシン刺の防具も進化して全体的に数は少なくなった手刺防具。
個人的には手刺の防具が大好きで、手刺こそ剣道具の醍醐味だと思っています。
手刺の防具というと硬い・重い・使いにくいと言う方も多いです。
確かに手刺が一番流通していたバブル時は一分刺などの刺し目が細かく硬い手刺防具が多く、
自分も昔はそういうイメージを持っていました。
しかし本来、手刺こそ柔らかく、使いやすいのです。
最近は馴染みやすさが重視され手刺の防具も元来の位置づけになってきました。
最近では一分刺自体カタログに載せていない剣道具店も多く、
使いやすさやコストの面などから一分五厘から二分五厘ぐらいの防具が標準になりました。
衝撃吸収の面では二分五厘ぐらいが良いとの研究結果も出ていますし…
ただし実際は芯材や材料、刺し方などで大きく変わってくるので、
必ずしも刺し目が大きいから柔らかいとも細かいから硬いという訳ではないです。
大切なのは刺し目が変わっても、材料が変わっても、「その防具」が手刺本来の
柔らかさ・強度・使いやすさを体感できる防具かどうかという事だと思っています。
そんな事をずっと考えながら手刺防具を開発してきたので、
うちの手刺防具は本物だと思っております(^^)
↑手刺の布団は刺し目や材料で表情が全然違います。
↑この一枚の布団を刺し上げるのに3.4カ月かかります。
↑なんて綺麗な刺し目なんでしょう(^v^)!!素材・技術があってこそ生まれる高級感。
↑刺しだけではなく、飾りや千鳥も丁寧で綺麗に入れています。
だいぶ偏ったブログになってしまいましたが、ミシンも手刺もやっぱり自分が綺麗だなとか、
使いたいなと思う物を提供していきたいと思っています。
それでもこの武道具業界にはとんでもない人が沢山いるなぁと実感する事が最近多くて…。
そのような人たちが支えてきた剣道具をより良いものにしていきたい!!!