剣道豆知識

剣道の手拭いの巻き方を解説!初心者でも簡単な3つの方法を紹介

剣道を始めるにあたり、多くの人が最初に覚えることの一つが「手拭い(てぬぐい)」の巻き方です。

一見すると難しそうに感じるかもしれませんが、正しい手順とコツさえ掴めば、誰でも簡単かつ綺麗に巻くことができます。

この記事では、初心者向けの基本的な巻き方、そして手拭い選びのポイントまで、分かりやすく解説します。

初心者でも簡単!剣道の手拭いの基本的な巻き方3選

手拭いの巻き方にはいくつかの種類がありますが、ここでは代表的な3つの方法を紹介します。

まずは簡単なものから挑戦し、徐々に自分に合った巻き方を見つけていきましょう。

巻き方の種類 レベル 特徴
帽子型 初心者・子供向け 事前に折っておけるため簡単。ただし、少し緩みやすい。
前交差型(通常型) 一般的 フィット感が高く、最も崩れにくい。多くの剣道家が実践している。
後ろ交差型 上級者向け 見た目がすっきりとしていて格好良い。慣れが必要。

【子供・初心者向け】簡単な「帽子型」

「帽子型」は、あらかじめ手拭いを帽子の形に折っておき、それを被るだけの簡単な方法です。手順が少ないため、特に小さなお子様や、剣道を始めたばかりの初心者に適しています。ただし、他の巻き方に比べて少し緩みやすい側面もあります。

手順としては、まず手拭いを床などの平らな場所に広げ、半分に折ります。次に、中央部分で交差するように両端を折りたたみ、裏返してからさらに形を整えて台形のような形を作ります。これをそのまま帽子のように被れば完成です。

【最も一般的】崩れにくい「前交差型(通常型)」

「前交差型」は、最も多くの剣道家が用いている一般的な巻き方です。自分の頭の形に合わせて直接巻くため、フィット感が高く、稽古中にずれにくいのが特徴です。最初は少し難しく感じるかもしれませんが、慣れれば素早く巻けるようになります。

まず、手拭いの両端を持って、髪の生え際あたりに当てます。そのまま両端を後頭部に回し、耳の上あたりで交差させ、再び顔の前へ持ってきます。最後に、額の上で両端をしっかりと結び、余った部分を挟み込めば完成です。

【上級者向け】見た目も格好良い「後ろ交差型」

「後ろ交差型」は、少し手順が複雑なため、剣道に慣れてきた中級者から上級者向けの巻き方です。顔全体を一度手拭いで覆ってから巻き上げるのが特徴で、見た目がすっきりと格好良く仕上がります。

この方法は、まず手拭いを顔の前に広げ、下辺の中央を口でくわえます。そのまま両端を頭の後ろに持っていき交差させ、顔の前で結びます。最後に、顔を覆っている手拭いを引き上げて額を出し、形を整えれば完成です。

手拭いの巻き方を覚えるためのコツ

新しいことを覚える際には、誰でも最初は戸惑うものです。手拭いの巻き方も同様に、いくつかのコツを押さえることで、より早く、そして正確に習得することができます。

まずは動画や図解で流れを掴む

文章だけで手順を理解するのが難しい場合は、動画や図解を参考にするのがおすすめです。

最近では、インターネット上で多くの解説動画が公開されています。コマ送りをしたり、繰り返し再生したりしながら、全体の流れを視覚的に掴むことで、理解が格段に深まるでしょう。

鏡の前で自分の形を確認しながら練習する

実際に手拭いを巻く際には、鏡の前に立って、自分の姿を確認しながら練習することが非常に重要です。

結び目の位置や、手拭いの傾き、全体のバランスなどを客観的に見ることで、どこを修正すれば良いのかが分かりやすくなります。綺麗な形に整える練習にもなります。

慣れるまでは何度も繰り返し練習する

最終的に、最も大切なのは反復練習です。頭で理解するだけでなく、身体が自然に動くようになるまで、何度も繰り返し練習しましょう。

稽古が始まる前の数分間を練習の時間に充てるなど、日々の習慣に組み込むことで、いつの間にか見なくても素早く巻けるようになります。

剣道の手拭い選びで押さえるべきポイント

手拭いは消耗品であると同時に、自分の個性を表現できるアイテムでもあります。

機能性やデザインなど、いくつかのポイントを押さえて、自分に合った一枚を選びましょう。

選択のポイント 詳細
サイズ 約100cmの剣道専用サイズを選びます。これにより、結びやすく、ほどけにくくなります。
素材 汗をしっかり吸収する綿100%が最適です。使い込むほどに馴染むのも特徴です。
デザイン 「不動心」などの熟語や、トンボ柄などの縁起の良いデザインも人気です。好みのものを選びましょう。

サイズは100cmの剣道専用を選ぶ

一般的な手拭いの長さが約90cmであるのに対し、剣道用は頭に巻くことを想定して少し長めの約100cmで作られています。この10cmの差が、巻きやすさや結びやすさに大きく影響します。

購入する際には「剣道用」と記載のある、長さ100cmのものを選ぶようにしましょう。

素材は吸水性の良い綿100%がおすすめ

手拭いの最も重要な役割は汗の吸収です。そのため、吸水性に優れた綿100%の素材が最も適しています。

新品の状態では少し硬く感じることもありますが、使い込んで洗濯を繰り返すうちに生地が柔らかくなり、肌触りも良くなっていきます。

モチベーションが上がるデザインを選ぼう

手拭いには、伝統的な柄から、四字熟語が書かれたもの、あるいは現代的なデザインのものまで、多種多様な種類があります。自分の好きな色や、目標とする言葉が書かれた手拭いを選ぶことで、稽古へのモチベーションも高まるでしょう。

所属する道場や部活動で、お揃いのデザインの手拭いを作成するのも一体感が高まりおすすめです。

まとめ

剣道の手拭いの巻き方は、一度覚えてしまえば難しいものではありません。

この記事で紹介した「帽子型」「前交差型」「後ろ交差型」の中から、まずは自分に合った巻き方を見つけ、繰り返し練習してみてください。正しく手拭いを巻くことで、安全かつ快適に稽古に打ち込めるようになり、上達への一歩となるはずです。

また、栄光武道具では「不動心」「勇猛果敢」などの四字熟語や、桜・トンボといった美しいデザインの剣道手拭いを豊富にご用意しています。お手頃な価格で品質も確かです。稽古のモチベーションを高める、あなたにぴったりの手拭いがきっと見つかります。

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監修者 間所義明の顔写真
監修者
間所義明

取締役

埼玉県出身。 剣道歴40年以上、指導歴25年の実績を持つ剣道教士七段。
1999年に株式会社栄光武道具に入社し、現在は代表取締役社長を務める。経営者として武道具の普及に尽力する傍ら、桜南剣友会会長、越谷市剣道連盟常任理事、全日本武道具協同組合理事などの要職を歴任。
長年の競技経験と指導実績、そして武道具の専門知識を活かし、剣道の技術向上と文化継承のための情報発信を行っている。