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防具豆知識 素材編。 

みなさんこんにちは。

 

今週もお待ちかね。ヨシ’Sゴブサタデーの日がやってまいりました(*^_^*)

 

今日は防具の素材編です。

 

よく防具のカタログやチラシで2分「紺革」とか5ミリ「人口皮革」(クラリーノ等)とか6ミリ「織刺」とかいいますよね?

今日はその「 」の中の素材についてです(●^o^●)

 

の前にちょっと補足!

防具の説明などで1.2分・1.5分など「分」で表記してあれば手刺、3ミリなど「ミリ」で表記していればミシン刺と思って下さい。

 

何分・何ミリはご存じかもしれませんが、縫い目と縫い目の間隔です。

1分刺は約3ミリ。2分は6ミリ。5分刈りの坊主頭は15ミリです。(^。^)

 

その辺はまた刺し目・サイズ編で詳しく説明します!

 

元に戻って素材についてですが、何ミリの後につく素材は面で言うと下の写真の白い部分の事です。

 

menboushi.jpg

 

 

この部分が革だったり、織刺(道衣の生地)だったり人工の革だったりの事で、

面が革なら甲手・垂も革と。統一されてる事がほとんどです。

 

それぞれの特徴は下のような感じです。

 

 

長所・・・使えば使うほどに柔らかくなると共に味わいが出てくる。高級感がある上に強い。

短所・・・扱い方によって硬くなったり早く傷んだりする。元々生き物なので一枚一枚の個体差がある。

ぶっちゃけ・・・まず国産だと思っていいです。品質が悪いものが少ないですが、乾ききらない状態で使うのは良くないです。

 

織刺

 

長所・・・通気性に優れている。汗に強い。

短所・・・革に比べると摩耗に弱い。直射日光などに当てすぎると変色することもある。

ぶっちゃけ・・・国内でも海外でも手に入るので種類が多すぎてアタリ・ハズレがあるのが現状かも・・・

         もちろん海外の織刺でも強度も色落ちも良いものもありますが。

 

人工皮革

 

長所・・・腐ることがほとんどなく摩耗に強い。人工の素材のため製品にムラがない。色が落ちない。

短所・・・鹿革に比べると硬い。

ぶっちゃけ・・・一番扱いやすいと思うので特に初心者のかたにおすすめの素材です。

 

まとめ

 

実際中・高校生で練習量が多い上に防具を乾かすのが困難な環境であれば総紺革の防具よりも

織刺や人工皮革の方が良いと思います。

防具を複数持っていたりちょっとしたお手入れが出来るのであればやっぱり鹿革が良いかなと・・・。

 

 

 

さらにこの中の鹿革についてもう少し詳しくいきます!

なぜ鹿革が使われるかというとそれは鹿の革は繊維が細かく通気性・伸縮性に優れているからなんですね~(^u^)

 

昔の鎧にも使われているぐらいなので鹿革と防具の歴史はとても古い。

 

 

鹿革の加工は国内でしていますが革自体はニュージーランドや中国からの輸入がほとんどです。

 

鹿革の種類は一般的な防具に使われる中唐(ちゅうとう)と貴重で高価な小唐(ことう)がありますが、大きさもこんなに違うんです!

 

SN3O0022.JPG 

 

革は端っこは薄すぎて使えないのでこれも鹿革の防具が高くなる理由のひとつ。

人工皮革は端の端まで使えて無駄がほとんどないですからね~。

 

 

小唐は中唐の4分の1ぐらいなので1セット作るのに小唐を使うと何枚もの革が必要になります。

 

この2つは大きさだけではなく品質も違います。

小唐はキメが細かくしっとりしていて強度はもちろん色の落ち方も非常にきれいで・・・

新品の時の高級感も使うほどいい風合いになっていく感じ。小唐の魅力は防具好きにはたまりません。

 

 

いや~素材に関してはきりがないぐらい色々あるのでちょこちょこ書いていきます!!(*^_^*)

 

今後の予定は素材(面金)

 

 

 

では来週の土曜に・・・・って今日日曜日だったー (・。・;